交通事故による機能障害

腕の全部や一部が欠損することが上肢機能の欠損障害ですが、腕自体が失われていなかったとしても、事故が原因となって後遺障害が残ることもあります。これが機能障害と呼ばれており、機能障害には3つの段階が用意されているのです。ひとつは「用を廃したもの」という状態です。これは腕自体が残されているにも関わらず、身体の機能が失われた状態を指します。そして、著しい障害を残すもの機能に障害を残すもの、と分かれているのです。

障害上肢の用を全廃したものとは、両方の腕の三大関節がすべて固まっており、手首に障害が残っている状態を指します。そのほかに上腕の神経が完全に麻痺した状態も同様です。この状態になってしまうと後遺障害1級に認定され、片腕だった場合は後遺障害5級に認定されます。後遺障害1級でしたら後遺障害慰謝料が2800万円で、労働能力喪失率は100%です。そして、後遺障害5級に認定されたら後遺障害慰謝料は1400万円となり、同量能力喪失率は79%となります

また、関節の用を廃した状態になることもあります。これは関節が硬直してしまった場合を指し、三大関節のうち2つの関節が用を廃してしまうと後遺障害慰謝料が1180万円となり、労働能力喪失率は67%です。

欠損障害の等級について

上肢機能障害の欠損障害とは、腕の全部や一部が切断されてしまった状態を指します。そして、欠損障害の場合は腕のどの部分を欠損したかによって等級が変化するのです。欠損障害の等級は欠損した部位が大きければ大きいほど高くなり、等級によって後遺障害等級認定を受けることが出来るのです。

後遺障害慰謝料最も重い等級は1級ですがこの等級に認定されるのは、両方の腕の肘関節以上の部分が失われた場合です。これだけ大きい部分が欠損されてしまうのは非常重い後遺障害と言えるでしょう。そして、後遺障害が1級に認定された場合は弁護士・裁判基準によって慰謝料は2800万円となっており、労働能力喪失率は100%です

そして、次に重い等級である2級に認定されているのは、両腕の手関節以上肘関節より下を失った場合です。この場合の後遺障害慰謝料は2370万円で、労働能力喪失率は100%となっています。

片方の腕が肘関節以上の部分から失われた場合は4級に認定されます。4級に認定されると後遺障害慰謝料は1670万円となり、労働能力喪失率は92%です。そして、片方の腕が手関節以上肘関節より下が失われた場合は5級に認定されます。この場合は後遺障害慰謝料が1400万円となり、労働能力喪失率は79%です。

交通事故による後遺障害

交通事故によって受ける被害はさまざまですが、場合によっては後遺障害が残ってしまうことも考えられます。交通事故で起こりうる後遺障害のひとつに上肢機能障害がありますが、これはどういったものなのでしょう。上肢とは肩関節、肘関節、手関節の三大関節と手指の部分を指しており、上肢機能障害とはこれらの部位に起こる後遺障害を意味しています

上肢機能障害は生活をする上で大きな支障をきたすため、後遺障害の等級認定をうけることが出来ます。しかし、その認定を受けるには上肢機能障害の症状や等級について知っておく必要があるのです。いつ交通事故の被害に遭うかも分かりませんし、いつ上肢機能障害になるか分かりません。そのため、上肢機能障害の知識を身に着けておく必要があるのです。

障害そして、上肢機能障害とひと言に言ってもさまざまな種類があります。これは大きく二種類に分けることが可能で、ひとつは欠損障害と呼ばれるものです。欠損障害とは腕の全部、もしくは一部が切断されてしまった障害を指します。もうひとつは機能障害と呼ばれるものです。これは腕全体が失われていないにも関わらず、交通事故が原因となって腕や指に後遺障害が残ってしまった状態を指します

上肢機能障害は以上のように欠損障害と機能障害がありますが、さらに細かく等級が分かれています。そのため、これらの違いは判断が難しいことでしょう。そのため、こちらでは上肢機能障害について詳しく解説いたします。